手紙の宿 齊藤 瑠華

 

私は日頃からよく友人らと文通をしています。それがきっかけで今回、手紙の宿を企画・設計しました。ここは鎌倉にある手紙を書く楽しさを知る、心地よく書くための宿です。「手紙を書く気持ち良さ」が空間に広がっています。建物全体として1Fは庭、2Fは海、3Fは山が見えるように設計しました。

Re:sort 渦 -uzu- 左高 弘啓

 

現代に爆発的に広がるデスクワークなどによるストレス問題を解決すべく過酷な労働で壊れた心を身体を癒す施設を計画した。フロント、コテージ、セラピードックの3つの建物で構成されており、医師やセラピストと連携して患者の生活改善を促し社会復帰へと導く。日常そのものを物理的に切り離すための旅行をさせたい。

花を見る、美しい気持ちを思う 佐藤 陸

 

花を見ている時間の気持ちって美しい、 部屋に花が飾られているっていいなと思ってもらえるような宿泊施設を設計した。敷地は札幌駅から車で1時間ほどの「当別ふくろう湖」を選んだ。北海道の自然の中で、訪れた人が自分の手で摘んだ花をコテージの花瓶に生けるという行為を通して花のある生活を再提案したい。

子供のための公共施設 島田 日向子

 

コロナ渦の学童保育アルバイトで子供にとって遊ぶことは心身ともに大切なことであると痛感した出来事があった。6月に一斉休校が明けた際しばらく学童に通えなかった子供の中に体力の低下や精神面の不安定さが出てしまっているケースが多くあった。そこで第2の家のような場であり、様々な体験をすることができる施設を提案した。

意識、形、そして人 菅野 心平

 

私の実家は祖父母が約60年前に建てた家である。地震などの天災にもこの数年私たちを守ってきてくれた。私たち三世代の言わばDNAであるこの家、そして誰かのDNAの作り手を目指している自分。私はこの家に意識の形として残り続け、埃を被ってしまっているもの達に光を当てる事にした。

記憶を解凍する公園エントランス 高田 新

 

横浜市南部に位置する野島公園には、現存する日本最大の掩体壕が存在する。この戦争遺跡を、人の賑わいと美しい景観を生む公園へのエントランスとして新たに提案し、周辺環境と併せてデザインする。今まで塞がれて止まっていた歴史と時間、記憶がランドスケープデザインによって解凍される。

団地に生まれる水辺のコミュニティ 高橋 里沙

 

横浜市金沢区埋立地内部の団地の一角に、住宅街に廻る水路や船だまりなどの自然海岸の名残を生かした親水空間を提案する。街の人が集まる食堂、銭湯、カフェをめぐりながら親水空間を通ることでここで暮らす人々の生活の場面が浮かび上がる。この団地が都心部の補填としてではなく、情景として人の心に永く存在してほしい。

音感 高山 万季

 

普段楽器の演奏をする際、多くの人は閉じた防音室かカラオケボックス、窓を完全に閉めて室内で練習をしている。発表時以外で、自然を感じる空間で楽器の練習をする場が日本の都心には少ない。そこで、自然豊かなこの場所で室内であっても外であってものびのびと音楽を楽しめる空間をつくりたい。