CALM 本山 はる香

 

神奈川県三浦市城ヶ島の丘陵地帯全域にわたる『マリンアクティビティ』を中心とした複合施設の計画案と、内ショッピングエリアの設計。「海は人を繋ぐ」をテーマに『きっかけを作る空間』をコンセプトに設計した。島内最高度に位置することからテラスを多用した見晴らし、風通しの良い設計を目指した。

送る場 山崎 千智

 

徳島県貞光町にある既存の火葬場の問題点や規模感、地域とのあり方を見直しながら、新たに斎場火葬併設型の施設の提案をする。町内で失われつつあった日本家屋の風景と近しいものにすることで、住民がふとこの施設を利用した時、昔の風景に浸りながら故人の生前の懐かしい思い出話を共有することができたらと考える。

時間尺 吉村 友

 

何気なく繰り返される毎日の中で、確実に刻まれる時を、キズを受け止める建築をめざす美術館を設計した。自然災害の脅威と共にある日本で、水との暮らしを守る水堰の上を拠り所として川を敷地に選んだ。美術館の閉じられた内部では人が残す痕跡が蓄積され、風化と痕跡は時間の記憶となり人々の拠り所となる。

想像の共同体 LAU PO SZE Groria

 

高層住宅地に囲まれた南千住駅北口に、市民たちにとって集会場の役割を担う多用途公共施設を提案した。他者の存在を感じ、それぞれの日常生活で慣れ親しんだ横社会とは異なる年齢層のコミュニティや、そこでの会話、経験が記憶として刻まれ、他人からの知恵を引き継ぐことが可能な施設を目指した。

人口自然 lp-1 LIU Jiaxin

 

建築はシンプルに言うと空間を作る為の人工物。常識の中では人工と自然は対立なものですが、それは人としての傲慢です。また建築は壁と屋根を組み合わせたものですが、それは狭隘です。建築デザインの本質は空間へのデザイン。小さいのも、大きいのも、暖かいのも、冷たいのも、空間は自由で、無限なものです。

悟り LIU Dingyuan

 

「日々是好日」ーー悪い日がそのままで、よい日に転換する。今回私は、この禅語から着想を得て空間をデザインした。梅雨の季節に山を登る人は少ないが、梅雨の山も沢山の魅力に溢れている。山を登りながら、山の中に分布される装置と周囲の風景を融合させ、最大限に人の五感を生かす。梅雨時期の山の不思議さを伝えるデザインを提案をする。

空想のデザイン 若園 愛実

 

本の中で空間は、文章によって表現される。読み手はその限られた言葉から空想の世界を想像する。同じ言葉を読んでいても、きっと頭の中ではみんな違った世界が広がっているのだろう。小説「こころ」に登場する建物に注目し、私の頭の中にぼんやりと存在する空間をデザインした。あなたの空想とくらべながら見てほしい。